てがろぐだけの閲覧大歓迎。
メッセージは文字まで、同一IPアドレスからの送信は一日回まで 現在文字数 0文字
ありがとうございます!
No.1209
他ジャンル 2026/7/28(Tue) 15:18
« No.1208 / No.1210 »
初期表示に戻る
原作でも一番好きなエピソードが映画になるって聞いて公開されるのをずっと楽しみにしてたけど、予想を大きく上回る傑作でした。
愛する人とずっと一緒にいたいと願うことは罪なのか。そんなことを深く考えさせられる映画だった。おおよそちいかわの感想とは思えないけど、本当にそんな話だったんです……。
・謎のチラシに警戒することもなく、おいしいご飯食べ放題と報酬100倍につられてはしゃぐちいハチうさぎたちの通常運転っぷりに心配になる……。ラッコ先生も唯一怪しむものの、スイーツがちらついて一気に期待モードに入っちゃうのがこの子もちいさくてかわいい生き物なんだよね~と微笑ましくなる。客船に乗り込むうさぎの躍動感もたまらない。でもおいしい話には裏があるんですよ!?
・島のうたに合わせてリゾート衣装にお着換えするシーン、魔法少女ものか?ってくらいにキラキラしてたな~。お花の冠もかわいい。歌が流れだした途端にそれまでの不安感も一気に薄れて、楽しい南国旅行の気分にさせてくれたな。ちいかわって原作でも歌ってるシーン多いけど、映像になると音楽も物語を彩る大事な要素なのが伝わってくる。でも今日の日はさようならからは不穏な空気しか感じんのよ……。
・セイレーンの透き通るような歌声に惹きつけられた~。神話に出てくる人魚の歌声って、こんな風に綺麗だけどどこか恐ろしくて、それでも聴き続けてしまうような声だったんだろうな……。これは船乗りたちも手を止めてしまうのも納得。同じ島のうたなのに島民が歌うのとセイレーンが歌うのとではまったく印象が違うのにびっくり。
・騒動の最中でもほのぼのゆんたくしてるシーサーとくりまんじゅうが癒しすぎる。
・ラッコ先生がセイレーンに甚振られてるのを見てちょっと劣情を催してしまった。強い人が自分の何倍もの大きさの存在には勝てず、好き勝手されてしまうのっていいですよね。昆布でつるされながらマントめくられてお尻がチラ見えしちゃうところご褒美でしかなかったですありがとう。
・うさぎのラップシーンの背景からただようさくらももこ臭。風邪を引いた時の夢みたいな既視感があった。
・仲間が連れ去られて一人ぼっちで泣きそうになりながらも、セイレーンの痕跡を探したりと自分にできることを精一杯頑張ってるちいかわの姿に涙を禁じえない。ちいかわがプラム的な実にかじりつくところで切なさが溢れてしまった。自分の力の足りなさで仲間も攫われてしまって、一人で寂しくてお腹も空いてる中で齧った実の酸っぱさはたまらないだろうな……。
・島二郎の登場シーンが原作以上に豪華になってた!原作の三面図も笑ったんだけど、映画では六面図で島二郎の全身を余すことなく見せてくれて目が幸せ。そしてお腹ペコペコだったちいかわにあったかいご飯を食べさせてくれてありがとう~!善意の塊みたいな存在だよなぁ。戦闘シーンの演出もド派手だったし、映像化の恩恵を一番受けてるキャラだなあ~。というか、尻のアップシーン多くない……?
・島二郎とセイレーンの戦いの時、水流の中で赤いものがきらきら輝いてたのは人魚のうろこだったんだろうか。海の青とのコントラストがとても綺麗だったし、戦闘の激しさも感じられるいい演出。
・そもそもヒトハが人魚を煮付けにしたのは、セイレーンが遊んでて起こった水しぶきに巻き込まれて瀕死の状態だったフタバを助けるために伝説の生き物図鑑に載っていた知識に頼ってのことだった。けれどセイレーンはフタバをそんな目に遭わせたことにすら気づいていないから、一方的に友達が食べられた!って認識してる。お互いに大事な友達が傷つけれられたことへの怒りや相手を助けたい気持ちでの行動であって、それって一言でどちらが悪いのか決めてもいいことなのだろうか……。ヒトハが人魚を殴打する時の音が生々しいのがまた恐ろしい。
・人魚の煮付けを食べて永遠の命を手に入れたことを知った時に、周りのみんながいなくなっても自分だけが生き続けなければならないことに気づいたフタバの呻きがまた痛々しい。ヒトハに煮付けを突き出すところには「私だけに一人で生きろと言うのか。お前のエゴでこんな身体にしたのに。一人にしないでくれ」という慟哭めいたものを感じた。まあ結果としては一人で永遠を生きることは出来なかったけれども……。人魚を食べた犯人を探すセイレーンに島民たちが襲われている時でさえ二人が口を噤んでいたのは、自分たちの行いが明るみに出るのが怖かったのもあるし、罪を償うだけの勇気もなかったからなんだろうな。二人だけの秘密を抱えて永久に生きることが一番の罰かもしれない。ゆびきりげんまん、お揃いの罪。いつまでも友達でいよう……。島民たちの悲鳴の裏で二人が互いの手をぎゅっと握りしめているのが画として最高だな。……これ本当にちいかわの感想ですか?
・薄暗い罪悪感を抱えながら二人ぼっちで生きていくヒトハとフタバ、楽しいことも辛いことも全部伝えあって明日も笑って生きていくちいかわたちの対比が描かれるラストシーンがもう言葉も出ないくらいに好き。友達を思う気持ちはみんな同じなのに、どうして歩む道はこうも違ってしまうんでしょうか……。畳む
それにしてもcv内田雄馬のキャラが拘束されて痛めつけられたり、ちいさな生き物が仲間のために一生懸命駆け回る映画が同時に上映されてるの、偶然とはいえなかなかおもしろい状況だな……。
#映画感想